活動写真かつどうしゃしん)” の例文
旧字:活動寫眞
おじさんは、それがなんのおとであるか見当けんとうがつかないので、賢二けんじくんのにいさんか、ねえさんかが子供こども活動写真かつどうしゃしんでもやっているかとおもったのでした。
北風にたこは上がる (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのうしろからは、ちょうど活動写真かつどうしゃしんのように、一人のあみシャツを着た人が、はだか馬にって、まっしぐらに走って来た。みんな発破の音を聞いて、見に来たのだ。
さいかち淵 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
はじめは、たまに来る活動写真かつどうしゃしんの楽隊かな、と思いながら金づちをふりあげていましたが、だんだんその音が近づくにつれ、これはあたりまえの楽隊ではないぞと思いました。
曲馬団の「トッテンカン」 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
「そうか、ちょうど、活動写真かつどうしゃしんをまわしているようにきこえるから。」と、おじさんは、いいました。
北風にたこは上がる (新字新仮名) / 小川未明(著)
活動写真かつどうしゃしん? どうしてですか。」と、賢二けんじは、不思議ふしぎそうに、おじさんのかおました。
北風にたこは上がる (新字新仮名) / 小川未明(著)