トップ
>
洞穴
>
うつろ
ふりがな文庫
“
洞穴
(
うつろ
)” の例文
山毛欅
(
ぶな
)
の
洞穴
(
うつろ
)
から
跳
(
と
)
びだしたひとりの
怪人
(
かいじん
)
が、
電火
(
でんか
)
のごときすばやさで、かれの
胸板
(
むないた
)
を
敢然
(
かんぜん
)
とついてきた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この
間
(
あいだ
)
うちから、千
年
(
ねん
)
山毛欅
(
ぶな
)
の
洞穴
(
うつろ
)
の中にかくれて、毎朝、
喬木
(
きょうぼく
)
の上によじあがり
神刑
(
しんけい
)
にかけられている
忍剣
(
にんけん
)
の口へ、
食餌
(
しょくじ
)
をはこんでいた
猿
(
さる
)
と見えたのは、まったく、
竹童
(
ちくどう
)
なのであった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
見ると、その千
年
(
ねん
)
山毛欅
(
ぶな
)
の
根
(
ね
)
ッこに、
石橋山
(
いしばしやま
)
で
頼朝
(
よりとも
)
が身をかくしたような
洞穴
(
うつろ
)
がある。そのまッ
暗
(
くら
)
な洞穴のなかで、なにか、コトリと音がした。コトコトとかすかにきこえたものがあった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“洞穴”の意味
《名詞》
(どうけつ)洞窟。
ほらあな 参照。
(出典:Wiktionary)
“洞穴(
洞窟
)”の解説
洞窟(どうくつ、en: cave, grotto, cavern)とは、地中にある一定の大きさの空間。洞穴(どうけつ、ほらあな)とも言う。一般には地下空間のうち人間が入ることが可能なものをいい、洞口の長径が奥行きよりも小さければ洞長2m程度でも洞窟と呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
洞
常用漢字
中学
部首:⽔
9画
穴
常用漢字
小6
部首:⽳
5画
“洞穴”で始まる語句
洞穴口