“洞前”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほらまえ50.0%
ほらまへ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若きころ夜遊びに出で、まだよいのうちに帰り来たり、かどくちより入りしに、洞前ほらまえに立てる人影あり。懐手ふところでをして筒袖つつそでの袖口を垂れ、顔はぼうとしてよく見えず。妻は名をおつねといえり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
若き頃夜遊びに出で、まだ宵のうちに帰り来たり、かどの口より入りしに、洞前ほらまへに立てる人影あり。懐手をして筒袖の袖口を垂れ、顔は茫としてよく見えず。妻は名をおつねといへり。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)