波越なみこし)” の例文
右の出来事の翌日、明智小五郎あけちこごろうは警視庁に馴染の波越なみこし警部(当時彼は捜査課の重要地位についていた)を訪ねて、人を避けた一室に対談していた。
猟奇の果 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「オイオイ波越なみこし
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一人二人三人、表門けでも三人の見張り番だ。裏門にも同じ人数、そのほか邸内には、態々わざわざ東京の警視庁から来て下すった波越なみこし警部とかいうお方を初め、十人に近い人数である。
黄金仮面 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)