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油糟
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あぶらかす
ふりがな文庫
“
油糟
(
あぶらかす
)” の例文
陽
(
ひ
)
がかげる頃に彼れは居酒屋を出て
反物屋
(
たんものや
)
によって
華手
(
はで
)
なモスリンの
端切
(
はぎ
)
れを買った。またビールの
小瓶
(
こびん
)
を三本と
油糟
(
あぶらかす
)
とを馬車に積んだ。
カインの末裔
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
毎
(
つね
)
にかの家に往って供養を受く、ある時居士遠来の僧を供養するを
猜
(
そね
)
み、今日の供養は山海の珍物を尽されたが、ただなき物は
油糟
(
あぶらかす
)
ばかりと悪口した。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
“油糟(
油粕
)”の解説
油粕(あぶらかす、油糟)は、アブラナなどの農作物から油を搾り取った残渣である。
主に肥料として、一部は家畜の飼料として使われる。
日本で流通している油粕は菜種から油を採った菜種粕(なたねかす)が多い。他に綿の種から油を採った綿実粕(めんじつかす)、茶実から油を採った茶実粕(ちゃじつかす)、大豆の実から油を採った大豆粕(豆粕)などがある。かつては、胡麻や荏胡麻の実から採ったものも用いられた。
(出典:Wikipedia)
油
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
糟
漢検準1級
部首:⽶
17画
“油”で始まる語句
油
油揚
油断
油然
油壺
油画
油蝉
油斷
油火
油単