“油糟”の読み方と例文
読み方割合
あぶらかす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
がかげる頃に彼れは居酒屋を出て反物屋たんものやによって華手はでなモスリンの端切はぎれを買った。またビールの小瓶こびんを三本と油糟あぶらかすとを馬車に積んだ。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
つねにかの家に往って供養を受く、ある時居士遠来の僧を供養するをそねみ、今日の供養は山海の珍物を尽されたが、ただなき物は油糟あぶらかすばかりと悪口した。