“油粕”の読み方と例文
読み方割合
あぶらかす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
油粕あぶらかす』に「堂の坊主の恋をする頃、みめのよき後家や旦那に出来ぬらん」とあるごとく、双方とも願ったりかなったり。
彼はこの種を蒔いたり植え替えたり縄を張ったり油粕あぶらかすまでやって世話した甲斐もなく、一向に時が来ても葉や蔓ばかし馬鹿延びに延びて花の咲かない朝顔を余程皮肉な馬鹿者のようにも
子をつれて (新字新仮名) / 葛西善蔵(著)
油粕あぶらかすをしめ上げるようにしぼり上げられて、大事なものをなくしてしまう。下士官になる。その傾向に、ますます磨きをかける。そして善行章を三本も四本もつけて、やっと兵曹長です。
桜島 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)