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池殿
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いけどの
ふりがな文庫
“
池殿
(
いけどの
)” の例文
瀧口入道、都に來て見れば、思ひの外なる大火にて、六波羅、
池殿
(
いけどの
)
、西八條の
邊
(
あたり
)
より
京白川
(
きやうしらかは
)
四五萬の
在家
(
ざいけ
)
、
方
(
まさ
)
に煙の中にあり。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
梶井ノ
二品親王
(
にほんしんのう
)
(光厳の弟)までも、みなお一つにここへ難をのがれ、むかし平家一門が栄えたあとの
法領寺殿
(
ほうりょうじでん
)
や
池殿
(
いけどの
)
、北御所などに
御簾
(
ぎょれん
)
を分けておられたのである。
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
このうわさで京中はわき立ったが、御産所の六波羅の
池殿
(
いけどの
)
には、法皇が行幸されたのをはじめとして、関白殿以下、太政大臣など官職をおびた文武百官一人ももれなく
伺候
(
しこう
)
した。
現代語訳 平家物語:03 第三巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
池殿
(
いけどの
)
に火を放ち、鳥羽のあたりまで落ちていったが、鳥羽の南門まで来ると、「忘れたことがあった」といって急に平家の
赤印
(
あかじるし
)
を切り捨て、手勢三百余騎を引き連れ、再び京へとって返した。
現代語訳 平家物語:07 第七巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
建礼門院のいる六波羅
池殿
(
いけどの
)
を訪ねてそういった。
現代語訳 平家物語:07 第七巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
“池殿(
平頼盛
)”の解説
平 頼盛(たいら の よりもり、平󠄁 賴盛󠄁)は、平安時代末期から鎌倉時代初期の平氏一門の武将・公卿。平忠盛の五男。母は修理大夫・藤原宗兼の女、宗子(池禅尼)。通称は池殿、池大納言。平清盛の異母弟。清盛の男兄弟の中で壇ノ浦の戦い後も唯一生き残った人物である。
(出典:Wikipedia)
池
常用漢字
小2
部首:⽔
6画
殿
常用漢字
中学
部首:⽎
13画
“池”で始まる語句
池
池畔
池上
池水
池鯉鮒
池袋
池田
池塘
池辺
池沼