“永続”の読み方と例文
旧字:永續
読み方割合
ながつづ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
七百年来も武事に関しないお公家くげさまが朝廷に勢力を占めたところで、所詮しょせん永続ながつづきはおぼつかない。きっと薩摩さつまと長州が戦功を争って、不和を生ずる時が来る。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
が、持って生れた狷介と懶惰とズボラとはここでも永続ながつづきがしないで、折角数年の辛抱で築き上げた地方新聞社の位置をも些細ささいな失敗でてるべく余儀なくされた。
無論そんなことが永続ながつづきする筈はないから、いずれ一両日のうちに僕が来て、召使達に事情を話し、よく呑み込ませる積りだが、それまでのところを、一つうまくやってくれ給え
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)