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永樂錢
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えいらくせん
ふりがな文庫
“
永樂錢
(
えいらくせん
)” の例文
危機
(
きき
)
一髮のところへ、平次得意の投げ錢が飛びました。二の腕の
關節
(
くわんせつ
)
を
永樂錢
(
えいらくせん
)
に打たれて、思はず
匕首
(
あひくち
)
を取落したところへ、飛込んだ平次。
銭形平次捕物控:015 怪伝白い鼠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
永樂錢
(
えいらくせん
)
や文錢では埒があかぬと見たか、取つて置きの小判が一枚、二枚、——夜の水の上に
閃
(
ひら
)
めきます。
銭形平次捕物控:046 双生児の呪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
舌打を一つ、
袂
(
たもと
)
から取出したのは、その頃通用した
永樂錢
(
えいらくせん
)
が一枚です。手の平へ
載
(
の
)
せて中指の爪と親指の腹で
彈
(
はじ
)
くと、チン——と鳴つて、二三尺空中に飛上がります。
銭形平次捕物控:001 金色の処女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
今しがた
剩錢
(
つりせん
)
にとつた
永樂錢
(
えいらくせん
)
が一枚、右手の食指と
拇指
(
ぼし
)
の間に立てゝ、ろくに狙ひも定めずピユウと投げると、手練は恐ろしいもので、身を投げようとする男の
横鬢
(
よこびん
)
をハツと打ちます。
銭形平次捕物控:002 振袖源太
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
永
常用漢字
小5
部首:⽔
5画
樂
部首:⽊
15画
錢
部首:⾦
16画
“永”で始まる語句
永劫
永
永久
永遠
永代
永代橋
永年
永禄
永々
永井荷風