“氷鉄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひがね50.0%
ひようてつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
読本よみほんならば氷鉄ひがねといおう、その頂から伊豆の海へ、小砂利まじりにきばを飛ばして、はだえつんざく北風を、日金おろしおそれをなして、熱海の名物に数えらるる。
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しかも国民的自覚の大意力はつて百錬の氷鉄ひようてつの如く、発して焦天の大火焔の如く、旗裂けてひるまず、馬倒れて屈せず、剣折れてたゆまず、砲弾と共に躍進して遂に随所に凱歌を奏し得たり。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)