“水沢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すいたく42.9%
みずさわ28.6%
みさわ14.3%
みさは14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水内みのちは古代には一面の水沢すいたくであったろう——その証拠には、飯山あたりの町は砂石の上に出来ている。土を掘って見ると、それがよく分る」
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
芦屋あしやより平湯駅ひらゆえきに出で、大峠おおとうげを越し、信州松本しんしゅうまつもとに出まして、稲荷山いなりやまより野尻のじりそれより越後の国関川せきがわへ出て、高田たかたを横に見て、岡田村おかだむらから水沢みずさわに出まして
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
あとに三人みたりはひとしきり蕨を採りて、それよりまだ日も高ければとて水沢みさわの観音にもうで、さきに蕨を採りし所まで帰りてしばらく休み、そろそろ帰途に上りぬ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
第一番冒頭に書して、確かお辻と云ふむすめ、「アラ水沢みさはさん嬉しいこと御一人きり。」よく覚えて居るんです。
いろ扱ひ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)