“みさわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
三沢60.0%
水沢20.0%
美沢20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「奥さん、三沢みさわという男から僕にてて、郵便か電報か何か来ませんでしたか。今散歩に出た後で」
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
あとに三人みたりはひとしきり蕨を採りて、それよりまだ日も高ければとて水沢みさわの観音にもうで、さきに蕨を採りし所まで帰りてしばらく休み、そろそろ帰途に上りぬ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
伊香保より水沢みさわ観音かんのんまで一里あまりの間は、一条ひとすじの道、へびのごとく禿山はげやまの中腹に沿うてうねり、ただ二か所ばかりの山の裂け目の谷をなせるに陥りてまたい上がれるほかは
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
「だって、お前は美沢みさわさんと、結婚するのじゃないのかい!」と、母は気をきかして云った。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)