“すいたく”の漢字の書き方と例文
語句割合
水沢100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水内みのちは古代には一面の水沢すいたくであったろう——その証拠には、飯山あたりの町は砂石の上に出来ている。土を掘って見ると、それがよく分る」
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「しまった。彼を荊州へ追いこんだのは、籠の魚をつかみそこねて、水沢すいたくへ逃がしたようなものだ。今のうちに——」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここに水沢すいたくの気があれば、天下の運勢は奥州の伊達へ傾いて来るのだが——
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)