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水槽
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みずおけ
ふりがな文庫
“
水槽
(
みずおけ
)” の例文
月はポプラの枝々をもれて青白い光を戸板や石うすやこもや
水槽
(
みずおけ
)
に落とすと、それらの影がまざまざと生きたようにういてくる。
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
にんじんは、寝台から飛びおり、裏庭の
水槽
(
みずおけ
)
へ顔を洗いに行く。石鹸は持って行かない。
水槽
(
みずおけ
)
は凍っている。氷を割らなければならない。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
直ぐ彼等の横にあった
水槽
(
みずおけ
)
の中の美しい色々の草花を指差しながら、盛んに花環を拵えている親爺へ、言いました。
とむらい機関車
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
四角な
水槽
(
みずおけ
)
に
鰻
(
うなぎ
)
を泳がせ釣針を売る露店が、幾軒となく桜田本郷町の四ツ角ちかくまで続いて、カフエー帰りの女給や、近所の遊人らしい男が大勢集っている。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
それは最新式のもので、大きな
水槽
(
みずおけ
)
の下から横むきに水を猛然と噴きだす式のものであった。
空気男
(新字新仮名)
/
海野十三
、
丘丘十郎
(著)
▼ もっと見る
茫
(
ぼう
)
とした湯気の中に
水槽
(
みずおけ
)
に落ちる水の音が聞こえた。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
かれは
水槽
(
みずおけ
)
の
縁
(
へり
)
にのせたてぬぐいを、ふところに押しこんで家を飛びだした。
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
“水槽”の意味
《名詞》
水槽(すいそう)
水をためる比較的大きな容器。
魚やその他水生生物などの生物を保全する器具。
(出典:Wiktionary)
“水槽”の解説
水槽(すいそう)は、液体(特に水)を貯蔵するための容器、設備。一般に、単に水槽と呼称する場合、水生生物の飼育と鑑賞を目的とした飼育水槽を指す。飲料用水や防火用水を溜めるための水槽のうち、特に水道と直結したものは、一般に貯水槽と呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
槽
常用漢字
中学
部首:⽊
15画
“水”で始まる語句
水
水際
水底
水溜
水上
水面
水晶
水嵩
水車
水瓶