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気難
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きむず
ふりがな文庫
“
気難
(
きむず
)” の例文
とかくに
気難
(
きむず
)
かしくて機嫌の取りにくかったのは、家人からでさえ余り喜ばれなかったのを以てもその人となりを知るべきである。
八犬伝談余
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
一と口にいえば二葉亭は家庭の主人公としては人情もあり
思遣
(
おもいやり
)
も深かったが、同時に
我儘
(
わがまま
)
な
気難
(
きむず
)
かし屋であった。
二葉亭追録
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
更にその内容を検すると、馬琴が日常の極めて些細な問題にまで、いちいち重箱の隅をホジクルような小理窟を列べてこだわる
気難
(
きむず
)
かし屋であるに驚く。
八犬伝談余
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
取出でていうほどの奇はないが、二葉亭の一生を貫徹した潔癖、俗にいう
気難
(
きむず
)
かし屋の気象と天才
肌
(
はだ
)
の「シャイ」、俗にいう
羞恥
(
はにか
)
み屋の
面影
(
おもかげ
)
が
児供
(
こども
)
の時から
仄
(
ほの
)
見えておる。
二葉亭四迷の一生
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
難
常用漢字
小6
部首:⾫
18画
“気”で始まる語句
気
気色
気遣
気勢
気持
気質
気障
気配
気味
気高