“気押”の読み方と例文
読み方割合
けお100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「対の奥様がお気の毒ですね。どんなに大きな愛を宮様が持っておいでになっても、自然気押けおされることも起こるでしょうからね」
源氏物語:51 宿り木 (新字新仮名) / 紫式部(著)
初めは、つまみ出しそうな権まくだったが、彼が、毅然として、小次郎将門だと告げると、さすがに気押けおされた気味で、ことばも改めだした。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
花岡 な、な、なんだ? 野郎——(いいながらも、その佐山がスタスタと歩いて来るのに気押けおされて、三四歩さがる)
胎内 (新字新仮名) / 三好十郎(著)