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気怠
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けだ
ふりがな文庫
“
気怠
(
けだ
)” の例文
娘の憂愁が私にも移ったように、物憂く、
気怠
(
けだ
)
るい。そしていつ爆発するか知れない焦々したものがあって、心を一つに集中させない。
河明り
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
そう思うと、
俄
(
にわか
)
に、そのように見えて来る
空
(
むな
)
しかった一ヶ月の緊張の溶け崩れた
気怠
(
けだ
)
るさで、いつか彼は空を見上げていた。
微笑
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
代りに自分で自分の体重を支えなくてはならない妙な
気怠
(
けだ
)
るさを感じ出しました。これが物事に
醒
(
さ
)
めるとか冷静になったとかいうことでしょうか。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
そして銀座の散歩も、もう歩き足り、見物し足りた
気怠
(
けだ
)
るさを、落した肩と引きずる靴の足元に見せはじめた。
母子叙情
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
怠
常用漢字
中学
部首:⼼
9画
“気”で始まる語句
気
気色
気遣
気勢
気持
気質
気障
気配
気味
気高