“毀(こぼた)” の例文
地は荒れ、物は毀(こぼた)れたる中に一箇(ひとり)は立ち、一箇(ひとり)は偃(いこ)ひて、言(ことば)あらぬ姿の佗(わび)しげなるに照すとも無き月影の隠々と映添(さしそ)ひたる、既に彷彿(ほうふつ)として悲(かなしみ)の図を描成(ゑがきな)せり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)