“段畑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だんばた50.0%
だんばたけ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
金鍬かなぐわを担いで谷窪へ降りて行くと、誰がやったのか田も畑も一夜のうちに綺麗に除草され、南さがりの段畑だんばたには、秋蒔あきまきの麦までおろしてあるという恠異かいいに遭遇することになった。
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
S村は四方を山にとざされ、ほとん段畑だんばたけばかりで暮しを立てている様な、さびしい寒村であったが、その陰鬱いんうつな空気が、探偵小説家を喜ばせた。
(新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)