死去みまか)” の例文
後孫右衞門は死去みまかりましたが、下河原の家はお筆が養子を取って家督を致しまするというお芽出度いお話でございます。
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
番甲 申上まうしあげまする、こゝにパリスさまころされてさせられます、またロミオにも、また其以前そのいぜん死去みまかりましたはずのヂュリエットにも、體温ぬくもりのあるまゝ、あたらしくころされてをられまする。
たった一人のおっかさんがありまして、幸三郎に嫁を貰った処が、三年目に肺病にかゝりまして、佐藤さとう先生と橋本はしもと先生にもて貰ったが、思うようでなく、到頭死去みまかりました。
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
金重はもうこれ六十五でございます、不図ふと風を引いたのが原因もとで漸々病が重くなり、わず二十日はつかばかりわずらって死去みまかりましたが、江戸表には別に身寄り親類も有りませんが