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正直
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せいちょく
ふりがな文庫
“
正直
(
せいちょく
)” の例文
世界に存する貧の十分の九は懶惰より来ることを記憶せよ、また
正直
(
せいちょく
)
なる仕事は如何に下等なる仕事といえども決して
軽
(
かろん
)
ずるなかれ
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
正直
(
せいちょく
)
で一徹な老人は、言句に詰まったことを隠す法も知らず、懐紙を出して額の汗を拭いた。
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
ジャヴェルはりっぱな人物であり、下役ではあるが、しかし至って重要なるその役目を厳粛なる
正直
(
せいちょく
)
さをもって果たす男である。そして彼は実にかくのごとく陳述したのである。
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
曼公が
周防国
(
すおうのくに
)
岩国
(
いわくに
)
に足を留めていた時、池田
嵩山
(
すうざん
)
というものが治痘の法を受けた。嵩山は
吉川
(
きっかわ
)
家の医官で、名を
正直
(
せいちょく
)
という。
先祖
(
せんそ
)
は
蒲冠者
(
かばのかんじゃ
)
範頼
(
のりより
)
から出て、
世々
(
よよ
)
出雲
(
いずも
)
におり、
生田
(
いくた
)
氏を称した。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
ほめ上げるきまり文句がやって来た——道徳的国民(この点においてドイツ国民は他のあらゆる国民より秀でているとヘルデルが言った)——忠実なる国民(この忠実とは、真面目、忠実、公平、
正直
(
せいちょく
)
、などのあらゆる意味を ...
ジャン・クリストフ:06 第四巻 反抗
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
▼ もっと見る
法便を利用する浅薄なる仏教信徒と大差あることなし、基督は法便を
退
(
しりぞ
)
けて彼の信者たるものに単純
正直
(
せいちょく
)
の真価直を示せり
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
サウジーいわく「一人の邪魔者の常に我身に附き
纏
(
まと
)
うあり、その名を称して
正直
(
せいちょく
)
という」と、永久の富は正直によらざるべからずといえども正直は富に導くの
捷径
(
しょうけい
)
にはあらざるなり
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
“正直”の解説
正直(しょうじき・せいちょく。en: truthfulness)とは、正しく素直で、偽り・ごまかしをしない性質・態度。見せかけやごまかしではないさま。率直なさま。
「正直の頭に神宿る」
* 正直な人には、必ず神のご加護があるということ。
(出典:Wikipedia)
正
常用漢字
小1
部首:⽌
5画
直
常用漢字
小2
部首:⽬
8画
“正直”で始まる語句
正直者
正直正太夫
正直過
正直正銘
正直人
正直爺
正直角
正直一途
正直正當
正直質樸