“正盛”の読み方と例文
読み方割合
まさもり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
堀田正盛まさもり、板倉周防すおう、小堀遠州、佐久間将監しょうげん等が著名であるが、沢庵が最も愛したのは、細川家の卓抜な嫡孫、越中守忠利であった。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
腰に帯びた刀は二尺四寸五分の正盛まさもりで、先祖島村弾正が尼崎で討死したとき、故郷に送った記念かたみである。それに初陣ういじんの時拝領した兼光を差し添えた。門口には馬がいなないている。
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
なぜかこの眼の前にはあざむけないものを感じさせられる。曲直瀬道三まなせどうさん、名は正盛まさもりあざな一渓いっけい。当代かくれのない名医であった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)