“欺詐”の読み方と例文
読み方割合
ぎさ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或る人いわく、「欺詐ぎさ虚言の悪事も、その実質において悪なるものなれば、これを怨望に比していずれか軽重の別あるべからず」
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
すでにして護衛の人、貴昺きへいとらえ、始めて奸臣欺詐ぎさの謀を知りぬ。ひそかおもうに臣の孝康こうこう皇帝にけるは、同父母兄弟なり、今陛下につかうるは天に事うるが如きなり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
わが全国の人民数千百年専制の政治にくるしめられ、人々その心に思うところを発露することあたわず、欺きて安全をぬすみ、いつわりて罪をのがれ、欺詐ぎさ術策は人生必需の具となり
学問のすすめ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)