次低音バリトーン)” の例文
デツプリ肥つた、長身の中年者で、見てくれも立派ですが、多年うたひきたへたせゐか、凛として、素晴らしい次低音バリトーンです。
心なしか、その端正な顏が蒼くなつて、心持ち、うたひきたへた、素晴らしい次低音バリトーンも顫へてゐるやうです。
護摩ごまけむり濛々もう/\と壇をこめて、東海坊の素晴らしい次低音バリトーンだけが、凛々りん/\と響き渡るのです。やがて
護摩のけむり濛々もうもうと壇をこめて、東海坊の素晴らしい次低音バリトーンだけが、凜々りんりんと響き渡るのです。やがて
もう一度、さびのある素晴らしい次低音バリトーンが、奥のひそひそ話を叱るように響きました。
もう一度、さびのある素晴らしい次低音バリトーンが、奧のひそ/\話をしかるやうに響きました。