“橘千蔭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たちばなちかげ60.0%
たちばなのちかげ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
橘千蔭たちばなちかげの『万葉集略解りゃくげ』に「なはのりは今長のりといふ有それか」とあるが、このナガノリという海藻は果たして何を指しているのか私には解らない。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
石川五山に従って柄にない狂歌を学んだり、橘千蔭たちばなちかげに書を習ったりしたが、成功することは出来なかった。
戯作者 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
五百は鼎斎を師とした外に、近衛予楽院このえよらくいん橘千蔭たちばなのちかげとの筆跡を臨模りんもしたことがあるそうである。予楽院家煕いえひろ元文げんぶん元年にこうじた。五百の生れる前八十年である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
橘千蔭たちばなのちかげは「玉藻は藻の子は白く玉の如くなれば言へり」と言っているが、そうなると
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)