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橋向
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はしむこう
ふりがな文庫
“
橋向
(
はしむこう
)” の例文
「あっちと同じでいいのよ。お願いするわ。
宿賃
(
やどちん
)
だけ余計になるけど。」と言いながら、道子は一歩一歩男を
橋向
(
はしむこう
)
の暗い方へと引ッ張って行こうとする。
吾妻橋
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
ところで、いつの間に来たか、ぱくぱく遣ってるその
橋向
(
はしむこう
)
へ、犬が三疋と押寄せて、前脚を突立てたんだ。
吠
(
ほ
)
える、吠える! うう、と
唸
(
うな
)
る、びょうびょう歯向く。
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
橋向
(
はしむこう
)
には広漠たる空地がひろがっていて、セメントのまだ生々しい
一条
(
ひとすじ
)
の新開道路が、
真直
(
まっすぐ
)
に走っていたが、行手には雲の影より外に目に入るものはない。
元八まん
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
橋向
(
はしむこう
)
にある昔ながらの白鬚神社や
水神
(
すいじん
)
の
祠
(
ほこら
)
の眺望までを何やら興味のないものにしているのも無理はない。
水のながれ
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
橋
常用漢字
小3
部首:⽊
16画
向
常用漢字
小3
部首:⼝
6画
“橋”で始まる語句
橋
橋梁
橋杭
橋場
橋桁
橋袂
橋詰
橋架
橋畔
橋本