“楢林”の読み方と例文
読み方割合
ならばやし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何でも森をはすに取って西北の地平線から西へかけて低いところにもしゃもしゃとえてる楢林ならばやしあたりまでを写して見ることに決めた。
郊外 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
黄いろく色づき始めた野の楢林ならばやしから雨滴あまだれがぽたぽた落ちる。寺に帰ってみると、障子がすっかりはりかえられて、へやが明るくなっている。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
その前長崎に居る時には勿論もちろん蘭学の稽古をしたので、その稽古をした所は楢林ならばやしと云う和蘭オランダ通詞つうじうち、同じく楢林と云う医者のうち、それから石川桜所いしかわおうしょと云う蘭法らんぽう医師
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)