“楢岡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ならおか66.7%
ならをか33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神宮寺という駅から少し南に行ったところに楢岡ならおかと呼ぶ村があります。ここにわずか一基の窯があって親子水入らずの仕事であります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
……又三郎は出羽のくに新庄藩の侍で、父は楢岡ならおか兵庫といい、物頭を勤めていた。
野分 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
それでもどこでも断わられたうとう楢岡ならをか工学校の卒業生の斉藤平太は卒倒しました。
革トランク (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
斉藤平太は、その春、楢岡ならをかの町に出て、中学校と農学校、工学校の入学試験を受けました。三つとも駄目だめだと思ってゐましたら、どうしたわけか、まぐれあたりのやうに工学校だけ及第しました。
革トランク (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)