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楊樹
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やなぎ
ふりがな文庫
“
楊樹
(
やなぎ
)” の例文
村から西に一里ほど、水の少ない石川があって、その向こうに
楊樹
(
やなぎ
)
の繁茂、路のほとりに一箇の石地蔵、それをお作はいつでも思い出した。
ネギ一束
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
枝という枝は南向に生延びて、冬季に吹く風の
勁
(
つよ
)
さも思いやられる。白樺は多く落葉して高く空に突立ち、細葉の
楊樹
(
やなぎ
)
は
踞
(
うずくま
)
るように低く隠れている。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
枝という枝は南向に
生延
(
はえの
)
びて、冬季に吹く風の
勁
(
つよ
)
さも思いやられる。
白樺
(
しらはり
)
は多く落葉して、高く空に突立ち、細葉の
楊樹
(
やなぎ
)
は
踞
(
うずくま
)
るように低く隠れている。
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
鬱蒼
(
こんもり
)
とした
楊
(
やなぎ
)
の緑がかれの上に
靡
(
なび
)
いた。
楊樹
(
やなぎ
)
にさし入った夕日の光が細かな葉を一葉一葉明らかに見せている。
不恰好
(
ぶかっこう
)
な低い屋根が地震でもあるかのように動揺しながら過ぎていく。
一兵卒
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
楊
漢検準1級
部首:⽊
13画
樹
常用漢字
小6
部首:⽊
16画
“楊”で始まる語句
楊枝
楊
楊柳
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楊貴妃
楊弓
楊梅
楊弓場
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楊阜