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棺槨
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くわんくわく
ふりがな文庫
“
棺槨
(
くわんくわく
)” の例文
ゆゑにその
屍
(
しかばね
)
をいるゝ
所
(
ところ
)
の
棺槨
(
くわんくわく
)
には
恒久的材料
(
こうきうてきざいれう
)
なる
石材
(
せきざい
)
を
用
(
もち
)
ひた。もつとも
棺槨
(
くわんくわく
)
も
最初
(
さいしよ
)
は
木材
(
もくざい
)
で
作
(
つく
)
つたが、
發達
(
はつたつ
)
して
石材
(
せきざい
)
となつたのである。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
大徳寺より道の警固きびしく、武士どもかためたり、弟美濃守秀長奉行をなせり、
棺槨
(
くわんくわく
)
のよそほひ
金繍
(
きんしう
)
をかざり、玉の
瑶珞
(
えうらく
)
をかがやかせり。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼棺は
素
(
も
)
とペスツムに在りしを、こゝに移してサレルノの一貴人の永眠の處となし、その石像をば傍に立てたり、
此類
(
このたぐひ
)
の
棺槨
(
くわんくわく
)
いと多し、大帝の事を圖したりとて其屍を
藏
(
をさ
)
むとは定め難しといふ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
棺
常用漢字
中学
部首:⽊
12画
槨
漢検1級
部首:⽊
15画
“棺槨”で始まる語句
棺槨衣衾