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森沈
ふりがな文庫
“森沈”の読み方と例文
読み方
割合
しんちん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しんちん
(逆引き)
夜は
森沈
(
しんちん
)
と更け沈み、赤い
蝋燭
(
ろうそく
)
の灯にみちびかれて、魔王のごとき影がゆらゆら室の外まできたらしいのも、彼は全然知らなかった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一度、深夜よりも
森沈
(
しんちん
)
と、暗くものすごく、夜気の
凝
(
こ
)
る一刻があるという。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
そっと、李逵が法院窓の障子に舌で穴をあけて内を覗いてみると、なんと、この
森沈
(
しんちん
)
たる深夜なのに、羅真人はなお、
椅子
(
いす
)
に端座したままであり、
唇
(
くち
)
に
玉枢宝経
(
ぎょくすうほうきょう
)
を小声で
誦
(
ず
)
している
態
(
てい
)
なのだ。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
森沈(しんちん)の例文をもっと
(3作品)
見る
森
常用漢字
小1
部首:⽊
12画
沈
常用漢字
中学
部首:⽔
7画
“森”で始まる語句
森
森閑
森々
森然
森厳
森羅万象
森林
森蔭
森下
森鴎外
“森沈”のふりがなが多い著者
林不忘
吉川英治