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棒片
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ぼうぎれ
ふりがな文庫
“
棒片
(
ぼうぎれ
)” の例文
それから彼は持っていた木挺のような
棒片
(
ぼうぎれ
)
で
扉
(
ドア
)
をこつこつと叩き、私の父が出ると、ぶっきらぼうにラム酒を一杯注文した。
宝島:02 宝島
(新字新仮名)
/
ロバート・ルイス・スティーブンソン
(著)
それをば無理無体に荒くれた
馬子供
(
まごども
)
が
叱咜
(
しった
)
の声激しく落ちた
棒片
(
ぼうぎれ
)
で容捨もなく打ち
叩
(
たた
)
く、馬は激しく
手綱
(
たづな
)
を引立てられ、
轡
(
くつわ
)
の痛みに堪えられぬらしく、白い歯を
噛
(
か
)
み、
鬣
(
たてがみ
)
を逆立て
監獄署の裏
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
そして古るい石の棺は何世紀もの間閉じていたように再び閉じられた。食人鬼にさかれた骨を暗示するような、割目につきささった一二の
棒片
(
ぼうぎれ
)
を除いて、その大海獣は石の口をパックと噛んだ。
金の十字架の呪い
(新字新仮名)
/
ギルバート・キース・チェスタートン
(著)
石や瓦や
棒片
(
ぼうぎれ
)
が、立ち迷うているムクをめがけて雨のように降る。
大菩薩峠:06 間の山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
こんな古
棒片
(
ぼうぎれ
)
をついてぴょっこぴょこ歩いてる俺に、何が出来るかね? 俺も丈夫な船長だった時なら、すぐに訳なく奴に追っついて、さっそくひっ捕えてくれるんだ。そうともよ。
宝島:02 宝島
(新字新仮名)
/
ロバート・ルイス・スティーブンソン
(著)
棒
常用漢字
小6
部首:⽊
12画
片
常用漢字
小6
部首:⽚
4画
“棒”で始まる語句
棒
棒杭
棒縞
棒立
棒切
棒鼻
棒手振
棒鱈
棒頭
棒術