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梅雨晴
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つゆばれ
ふりがな文庫
“
梅雨晴
(
つゆばれ
)” の例文
真の
梅雨晴
(
つゆばれ
)
でないこともまたこの語がよく現している。こういう自然の現象には、古今の相違があるべくもない。
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
彼の家を再度
訪問
(
おとず
)
れたのは、それからまた二三日経った
梅雨晴
(
つゆばれ
)
の夕方であった。
肥
(
ふと
)
った彼は暑いと云って
浴衣
(
ゆかた
)
の胸を胃の上部まで開け放って
坐
(
すわ
)
っていた。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
鶴子はホテルを出て
梅雨晴
(
つゆばれ
)
の俄に蒸暑くなった日盛りをもいとわず、
日比谷
(
ひびや
)
の四辻から自動車を
倩
(
やと
)
って世田ヶ谷に往き良人の老父をたずねて、洋行のはなしをすると
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
梅雨晴
(
つゆばれ
)
の日はわか
枝
(
え
)
こえきらきらとおん髪をこそ青う照りたれ
舞姫
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
梅雨晴
(
つゆばれ
)
の波こまやかに
門司
(
もじ
)
ヶ
関
(
せき
)
六百句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
▼ もっと見る
梅雨晴
(
つゆばれ
)
や蜩鳴くと書く日記
病牀六尺
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
梅雨晴
(
つゆばれ
)
の
夕
(
ゆう
)
茜
(
あかね
)
してすぐ消えし
六百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
梅
常用漢字
小4
部首:⽊
10画
雨
常用漢字
小1
部首:⾬
8画
晴
常用漢字
小2
部首:⽇
12画
“梅雨晴”で始まる語句
梅雨晴間