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梅室
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ばいしつ
ふりがな文庫
“
梅室
(
ばいしつ
)” の例文
京では蕪村の系統は既に絶えて、僅に
月居
(
げつきょ
)
が残って居る位、その外は
蒼虬
(
そうきゅう
)
、
梅室
(
ばいしつ
)
などいうくだらぬ奴がいるのだから、これは江戸の方が勝です。
俳句上の京と江戸
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
天保時代の
梅室
(
ばいしつ
)
、
蒼虬
(
そうきゅう
)
あたりの句を
月並調
(
つきなみちょう
)
と言って排斥するのであるが、天明時代のこの蓼太の句などに、すでにその傾向は多少見えていたのである。
俳句はかく解しかく味う
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
蕪村
(
ぶそん
)
の句には牡丹の趣がある。
闌更
(
らんこう
)
の句は力は足らんけれどもやはり牡丹のやうな処がある。
梅室
(
ばいしつ
)
なども俗調ではあるが、
松葉牡丹
(
まつばぼたん
)
位の趣味が存して居る。
病牀六尺
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
四五輪に
陰日南
(
かげひなた
)
ある牡丹かな
梅室
(
ばいしつ
)
俳諧大要
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
試みに
蒼虬
(
そうきゅう
)
梅室
(
ばいしつ
)
の句を読め。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
“梅室(桜井梅室)”の解説
桜井 梅室(さくらい ばいしつ、明和6年11月27日(1769年12月24日) - 嘉永5年10月1日(1852年11月12日))は江戸時代後期の俳人。成田蒼虬、田川鳳朗と共に天保の三大家に数えられる。前職は加賀藩研師。上田馬来に俳諧を学び、秋槐庵4世を襲名、京都、大坂、江戸、金沢を渡り歩きながら活動した。
(出典:Wikipedia)
梅
常用漢字
小4
部首:⽊
10画
室
常用漢字
小2
部首:⼧
9画
“梅”で始まる語句
梅雨
梅
梅干
梅花
梅林
梅暦
梅子
梅蘭芳
梅雨時
梅幸