“根拠地”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こんきょち75.0%
たまり25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兎に角此気まぐれな小川でも、これあるが為に少しは田も出来る。つつみかやよしは青々としげって、殊更ことさらたけも高い。これあるが為に、夏はほたる根拠地こんきょちともなる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
したがって評家としての余の位地いちを高めんがためにこの篇を草したのではない。時間の許す限り世の評家と共に過去を研究して、出来得る限りこの根拠地こんきょちを作りたいと思う。
作物の批評 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
……それから九龍浦の次は浦項ほこう江口こうこうで、ここは将来有力な爆薬ハッパ根拠地たまりになる見込みがあります。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)