栄職えいしょく)” の例文
上洛者のたれかれを問わず、これを奏聞そうもんに達して、それらの武門が望む叙爵じょしゃく栄職えいしょくの名を聴許ちょうきょし、武家の音物いんもつ黄白こうはくを収入とするのが、ともあれ、この人々の唯一な生きる道ではあった。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鳥は、「帝室御夜詰歌手長ていしつおんよづめかしゅちょう」の栄職えいしょくをたまわり、左側第一位ひだりがわだいいちいの高位にものぼりました。たいせつなしんぞうが、このがわにあるというので、皇帝は、ひだりがわをことにおもんぜられました。