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柳亭種彦
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りゅうていたねひこ
ふりがな文庫
“
柳亭種彦
(
りゅうていたねひこ
)” の例文
一
柳亭種彦
(
りゅうていたねひこ
)
『
田舎源氏
(
いなかげんじ
)
』の稿を起せしは
文政
(
ぶんせい
)
の末なり。然ればその
齢
(
よわい
)
既に五十に達せり。
為永春水
(
ためながしゅんすい
)
が『
梅暦
(
うめごよみ
)
』を作りし時の齢を考ふるにまた相似たり。
一夕
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
別段
別嬪
(
べっぴん
)
とは思わないが、『源氏物語』の中の花散る里——
柳亭種彦
(
りゅうていたねひこ
)
の『田舎源氏』では
中空
(
なかぞら
)
のような、腰がふといようで柔らげで、すんなりしていて、
裾
(
すそ
)
さばきのきれいなのが
旧聞日本橋:23 鉄くそぶとり(続旧聞日本橋・その二)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
為永春水
(
ためながしゅんすい
)
その年五十を越えて『梅見の船』を脱稿し、
柳亭種彦
(
りゅうていたねひこ
)
六十に至ってなお『田舎源氏』の艶史を作るに
倦
(
う
)
まなかったのは、
啻
(
ただ
)
にその文辞の才
能
(
よ
)
くこれをなさしめたばかりではなかろう。
十日の菊
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
各
(
おのおの
)
その名称と詠吟の法則とを異にすといへども、もしこれを
或
(
ある
)
形式の短詩として
看来
(
みきた
)
るや、全く同工異形にしてその差別
往々
(
おうおう
)
弁じがたきものあり。これ既に
柳亭種彦
(
りゅうていたねひこ
)
が『
用捨箱
(
ようしゃばこ
)
』にいふところ。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
柳
常用漢字
中学
部首:⽊
9画
亭
常用漢字
中学
部首:⼇
9画
種
常用漢字
小4
部首:⽲
14画
彦
漢検準1級
部首:⼺
9画
“柳亭種彦”で始まる語句
柳亭種彦翁