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柁
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かぢ
ふりがな文庫
“
柁
(
かぢ
)” の例文
往手
(
ゆくて
)
のかたに稍〻大なる一窟あり。されど若し舟に
棹
(
さを
)
さしてこれに入らんとせば、帆を
卸
(
おろ
)
し頭を屈するも、猶或は難からんか。
柁
(
かぢ
)
取りの年
少
(
わか
)
き男のいふやう。これ魔窟なり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
又
柁
(
かぢ
)
とりて兵船の先に其座を占むるもの
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
柁
(
かぢ
)
は
鋭
(
するど
)
き
刃
(
やいば
)
なり
藤村詩抄:島崎藤村自選
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
筋骨逞ましき男六人
艣
(
ろ
)
を
搖
(
うごか
)
せり。畫にしても見まほしき美少年一人
柁
(
かぢ
)
の傍に
蹲
(
うづくま
)
りたるが、名を問へばアルフオンソオと答ふ。水は緑いろにして
透
(
す
)
き
徹
(
とほ
)
り、
硝子
(
ガラス
)
もて張りたる如し。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
柁
漢検準1級
部首:⽊
9画
“柁”を含む語句
柁師
柁機
取柁
柁工
柁手
柁棒
柁檝
面柁