“村路”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そんろ50.0%
むらみち50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
運転手の手にハンドルが一寸ねじられると、物珍らしさにたかる村の子供のむれはなれて、自動車はふわりとすべり出した。村路そんろを出ぬけて青山街道に出る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
「はやい方がい、聞くのに——」けれども山吹と藤のほか、村路むらみちひるしずかに、渠等かれら差覗さしのぞく鳥の影もなかった。
半島一奇抄 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)