トップ
>
杏庵
>
きょうあん
ふりがな文庫
“
杏庵
(
きょうあん
)” の例文
「牢屋づきの中根
杏庵
(
きょうあん
)
が、折わるく、きょうは自宅にもおりません。どこやらの病人を、遠くまで、
診
(
み
)
に行ったとかで」
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
妻籠
(
つまご
)
の寿平次、実蔵(得右衛門の養子)、落合の
勝重
(
かつしげ
)
、山口の
杏庵
(
きょうあん
)
老、いずれも半蔵には久しぶりに合わせる顔である。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
隣村山口から薬箱をさげて
通
(
かよ
)
って来る医者
杏庵
(
きょうあん
)
老も多くを語らないから、病勢の進みについては彼は何も知らない。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
変事を聞いて夜中に
駕籠
(
かご
)
でかけつけて来た山口村の医者
杏庵
(
きょうあん
)
老人ですら、それは知らないとのこと。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
杏
漢検準1級
部首:⽊
7画
庵
漢検準1級
部首:⼴
11画
“杏”で始まる語句
杏
杏子
杏仁水
杏坪
杏花
杏仁
杏色
杏齋
杏桃
杏奴