“きょうあん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
杏庵50.0%
喬庵25.0%
橋庵25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
妻籠つまごの寿平次、実蔵(得右衛門の養子)、落合の勝重かつしげ、山口の杏庵きょうあん老、いずれも半蔵には久しぶりに合わせる顔である。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
いかばかり肝胆かんたんを砕いているかは御存じの通り、江戸表に於ては三文安の喬庵きょうあんを押立て、十八文の看板を横取りしようとたくんだが、残念ながら物にならず、名古屋表に於ては
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
年も道庵よりはグット若い橋庵きょうあん先生というのを、担ぎ上げ、この方が道庵よりは少なくも三文は格安で、それだけ大衆向きであるという宣伝をさせました。
大菩薩峠:30 畜生谷の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)