末班まっぱん)” の例文
新政府にし、維新功臣の末班まっぱんに列して爵位しゃくいの高きにり、俸禄ほうろくゆたかなるにやすんじ、得々とくとくとして貴顕きけん栄華えいが新地位しんちいを占めたるは
枕山みずからも後年『安政文雅人名録』の序をつくる時「余年十九、五山詩仏諸老ノ間ニ周旋シ早ク微名ヲ得タリ。勝会しょうかいアルゴトニ必末班まっぱんニ列ス。」
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)