“爵位”の読み方と例文
読み方割合
しゃくい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
新政府にし、維新功臣の末班まっぱんに列して爵位しゃくいの高きにり、俸禄ほうろくゆたかなるにやすんじ、得々とくとくとして貴顕きけん栄華えいが新地位しんちいを占めたるは
大唐人、百済人、高麗人、百四十七人に爵位しゃくいを賜うた記事もある。古くからの帰化人や混血人は、家業として学問芸術にたずさわっていた。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
あの爵位しゃくいの高い、美しい未亡人に知られて、一躍政治の舞台に上った貧しいジスレイリの生涯なぞが彼の空想を刺戟しげきした頃は
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)