“しゃくい”の漢字の書き方と例文
語句割合
爵位100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
坐禅観法ざぜんかんぽうをしまた和歌を作って居りました。」書記官は話頭を転じて「あなたは日本で何の爵位しゃくいがあり何の官職があるか。」「私は何もありませぬ。」
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
部下の諸将がつぎつぎに爵位しゃくい封侯ほうこうを得て行くのに、廉潔れんけつな将軍だけは封侯はおろか、終始変わらぬ清貧せいひんに甘んじなければならなかった。最後に彼は大将軍衛青えいせいと衝突した。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
お前此罪は破廉恥罪はれんちざいなのだ! 爵位しゃくいも返上を命ぜられるばかりでなく、わしの社会的位置は、滅茶苦茶めちゃくちゃだ! あれ見い! 貴族院第一の硬骨と云われた唐沢が、あのザマだと
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)