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木蘭
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もくれん
ふりがな文庫
“
木蘭
(
もくれん
)” の例文
庭には
槙
(
まき
)
や
榧
(
かや
)
の
間
(
あいだ
)
に、
木蘭
(
もくれん
)
が花を開いている。木蘭はなぜか日の当る南へ
折角
(
せっかく
)
の花を向けないらしい。が、
辛夷
(
こぶし
)
は似ている癖に、きっと南へ花を向けている。
保吉の手帳から
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
懐古園内の藤、
木蘭
(
もくれん
)
、
躑躅
(
つつじ
)
、
牡丹
(
ぼたん
)
なぞは一時花と花とが映り合って盛んな香気を発したが、今では最早濃い新緑の香に変って了った。千曲川は天主台の上まで登らなければ見られない。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
木蘭
(
もくれん
)
の花立ちひらく春日すらひめもすや人の
珠
(
たま
)
磨きする
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
木蘭
(
もくれん
)
の花立ちひらく春日すらひめもすや人の
珠
(
たま
)
磨きする
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
木蘭
(
もくれん
)
は花の
立枝
(
たちえ
)
の影濃くて
表
(
おもて
)
にほへりいちじろき照り
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
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木蘭
(
もくれん
)
は花の
立枝
(
たちえ
)
の影濃くて
表
(
おもて
)
にほへりいちじろき照り
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
木蘭
(
もくれん
)
の濃き影見れば
良夜
(
あたらよ
)
や月のひかりは庭にあかりぬ
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
木蘭
(
もくれん
)
の濃き影見れば
良夜
(
あたらよ
)
や月のひかりは庭にあかりぬ
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
木蘭
(
もくれん
)
は寺の日向にあかるくて木ぶりかそけき紫のはな
海阪
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“木蘭”の解説
木蘭(もくらん、、ムーラン)は、中国における伝承文芸・歌謡文芸で語られた物語上の女性主人公。木蘭の姓は「花」「朱」「木」「魏」など一定していないが、京劇では「花木蘭」とされる。
(出典:Wikipedia)
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
蘭
漢検準1級
部首:⾋
19画
“木蘭”で始まる語句
木蘭色
木蘭地