木尻座きじりざ)” の例文
木尻座きじりざむしろに、ゆたかに、かどのある小判形こばんがたにこしらへてんであつたもちを、一枚いちまい、もろ前脚まへあし抱込かゝへこむと、ひよいとかへして、あたませて、ひとかるうねつて、びざまにもとの障子しやうじあなえる。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)