書冊しょさつ)” の例文
二枚書けばたちまち筆渋りて癇癪かんしゃくばかり起り申候間まづ/\当分は養痾ようあに事寄せ何も書かぬ覚悟にて唯折節おりふし若き頃読耽よみふけりたる書冊しょさつらちもなく読返してわずか無聊ぶりょうを慰めをり候次第に御座候。
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
この事件に関係ある三冊の書冊しょさつを発見したのであります。
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)