“しょさつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
書冊66.7%
書札33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二枚書けばたちまち筆渋りて癇癪かんしゃくばかり起り申候間まづ/\当分は養痾ようあに事寄せ何も書かぬ覚悟にて唯折節おりふし若き頃読耽よみふけりたる書冊しょさつらちもなく読返してわずか無聊ぶりょうを慰めをり候次第に御座候。
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
この事件に関係ある三冊の書冊しょさつを発見したのであります。
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
富士山北麓ほくろくの『甲斐かい妙法寺記』、下総しもうさ香取神宮かとりじんぐうの『録司代家文書ろくじだいけもんじょ』、その他飛び飛びに発見せられた数箇所の例は、いずれも書札しょさつ作成の日附として記入せられたものであった。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)