更衣ころもがへ)” の例文
其内そのうち定期ていきの三週間しうかんぎて、御米およね身體からだおのづからすつきりなつた。御米およね奇麗きれいとこはらつて、あたらしいのするまゆふたゝかゞみらした。それは更衣ころもがへ時節じせつであつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
その間に、僅か三十分許りしか經たぬのに、もう空も海も全く更衣ころもがへをしてしまつた。
海郷風物記 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
御手討おてうちの夫婦なりしを更衣ころもがへ
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
更衣ころもがへ母なん藤原氏なりけり
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
更衣ころもがへ八瀬やせの里人ゆかしさよ
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)